とういうわけで新刊発表~

堕ちた黒い勇者の伝説1
12月20日発売
ochitadenden1
です!

革命編です。
短編も三本載っていますが、半分以上書き下ろしです!
よろしくお願いします!!

そして今日は高校時代の友達との忘年会へいってましたー
それぞれみんな違う業種で働いていて、
それぞれの仕事の話や、ニュービジネスの話や、下ネタ(え?)やらで大盛り上がりでしたー(笑)

という連続更新記録三日目でした。

あ、今日はひさしぶりの質問こーなー

質問
「「剣の一族」であるエリス家ですが、「剣」は「つるぎ」と「けん」のどちらの読み方なのでしょうか?
勿論、小説にはルビがふられている事は重々承知の上で質問させていただいております。
ですが、伝勇伝の1巻では「つるぎ」とあったのが、大伝勇伝の1巻では「けん」とあったのです。
これは、どちらが正しいのでしょうか?」

という質問と

「地味な質問なんですけど、『剣の一族』の読み方って『けん』と『つるぎ』どっちが正しいんですかね(2巻P188と10巻P188参照) どっちでもいーとか言われるとそこまでなんですけどね(苦笑) 個人的には『つるぎ』のほうがかっちょいーと思います。

と、レアな質問なのに、同じものが二つきたので、こたえまーす。

えーこれは僕は書いてるときに特別ルビの指定をしていないので、その巻ごとの校正さまによって、
違うつけかたになっちゃってるのかな。

で、じゃあ、僕はどう思っているかというと、けんの一族といったり、つるぎの一族といったりしてます(えー)

でも、最初のころはつるぎだと思っていたので、つるぎが正解です。
つるぎでよろしくお願いします。(というようなスタンスで担当さんに言ったら、主体性のない作家だなぁと笑われたことがあります笑)

質問2
「エル・ウィンは書かないのかぁああああ関係」

この質問、たくさんきます。
そして今日、学生時代の友達忘年会で、
「おまえエル・ウィン今年発売ってあとがきに書いてたのに、かかないのかー!」
「っておまえ読んでんのかぁあああああ」

という会話になったほど、みんなエル・ウィンを楽しみにしてくれているみたいで。
もちろん、書こうと思っています。
書くためにはいろいろとクリアにしなければならない問題もいくつかあるのですが、
エル・ウィンもすごく人気があったし、ファンも多いし、僕自身、本当に好きな作品なので、
時間が許せば書きたいと思っています。

だから、本当にみんなを待たせてしまって申し訳ないのですが、もう少し、お待ち下さい。
がんばります!

質問3
「伝勇伝、めちゃめちゃおもしろいんで一気に読んじゃいました。 それで今出てるやつは全部読み終わったので、伝勇伝のWikipediaを読んでたんで す けど 知らないことが出てたんです。見落としてたのかな、って思って見直しても出て こな いので 教えていただけますか? 次元の龍については何巻にでてくるのでしょう? 」

次元の龍は、上のほうで紹介した今月20日発売の、

堕ちた黒い勇者の伝説1

のうしろっかわに収められている短編にのっていまーす。
とんでもない遺物なので、楽しみにしていてください。

質問4
「話しはすごく変わるんですけど、私は小説の文章が書けません。調べてみると『 プロのひとの小説を書いてみる』とかあったんですが、やったことないので良い のか悪いのかわからないので、是非!プロのひとに聞こうと思って聞いてみよう と思いました。で、質問なんですが先生はラノベの文章を書くときなにか勉強( 練習)はしたのでしょうか? 」

えー。
してる人もいれば、初めて書いた原稿が一発で受かってしまう人もいます。
僕は、習作(プロの文章まねることね)はしなかったけど、でも、影響を受けてる人はいます。

でも僕は、わりと初めて書いた原稿が~側の人だったので、初期のほうの作品といまの文章が違いすぎる作家です。違いすぎないように意識するのがちょっと大変なくらいになってたりします。

いまはもう、たくさん小説を書いたので、やろうと思えば影響を受けてる作家さんの文章をそこそこまんまに真似ることもできるのですが(自分流の文体や、伝勇伝を書く時専用の文体ができたので、真似ないけれど)、
でも初期は、真似しようとがんばっても全然真似れなくて、結局下手な文章が世に出てしまっています。
だから習作の期間をもっとたくさんとってからデビューしたほうが、そりゃ文章うまいねーということでデビューできたのかもしれません。

でもそれに意味があるのだろうか? といわれれば、これはけっこう難しい問題かなぁ。
下手なころの文章には、それはそれで味があるのかもしれないです。
うまくなればなるほど、勢いみたいなものは減るし、漫画家さんの、1巻と10巻は絵が違う! みたいなもんで。

あと、そのとき、その年齢でしか書けないもの。
その年齢でしか訴えかけることの出来ないテーマみたいなものもあるし。

やはりこれは難しい問題だなぁ。

習作すると、失われるものというのも、あると思うのです。

もちろん、全然小説の形式になっていないという場合は、ある程度練習する必要もありますが、習作じゃなく、ひたすら読んでくれる人のことを考えて書く、そしてそれを、売れてる作品の文章と比べる、みたいなやりかたでも成長はすると思います。
もちろん習作もいい練習法の一つだと思いますが、練習法はいろいろあるので、どれが一番いいのかはわかりません。

ちなみに僕が影響を受けてる作家さんを書いておくと、海外作家が多いです。
コラムにも書きましたが、ゴッドファーザーの作者である、マリオ・プーヅォとか、けっこう影響受けてると思います。
あとクーンツとかも。
時代小説も多いです。池波さんとか。藤沢さんとか。
他にもいろいろたくさんありますが、でも、そのいろいろたくさんが全部まざると、僕になる、と、そんな感じなのかなぁ。

で、ストーリーの作り方に関しては、僕は映画の影響が一番強いです。

とにかく、好きな作家さんの文章は、真似しないようにしても多少似てしまうと思うので、好きな本を読んで、それで小説を書いていれば、ゆっくりとかもしれませんがうまくなっていくと思います。
習作すると、似すぎてしまって個性が失われるという危険があるので、そこが難しいところです。

まあでもなにより小説で一番影響するのは、人間性の部分もあるから、
いろいろな経験をする、というのもすごく大切な気もします。

そしてそのすべてをやった上で、オチは小説も文章も、どこまでうまくなっても足りないという結論になってしまって、がんばればがんばるほど上へ上がるからたぶん終点がありません。
いつも満足できない辛い道です。
もちろん僕も全然まだまだだと毎日ぐったりするので、これからも頑張っていきたいです。
だからお互い頑張ろうぜ!! と。

ちなみに、自分の文章には基本絶望するものなので、がんばって書いたら、応募しちゃうのがいいと思うよー

僕も、ああもう全然だめだなぁもう無理なぁ~ とか思ってたのに、受賞しちゃって、おまけに審査委員のコメントに『安定した文章力』とか書かれてて、嘘だぁあああああ! と叫んだので、意外と応募したらいけるもんよー? と。
自分の粗は、誰よりも自分がわかるもんだからね。

でも、37冊以上も書いたいまでも、やはりぜんぜん安定した文章力とは思えていないので、
やはり山はどこまでも高いです。
前に榊さんと話していたときに、榊さんが、

「いや、満足したら作家やめちゃうでしょ。ってことは、やってる限り満足できないんじゃないかなぁ」
と言ってたので、きっと山は宇宙を貫いてるぐらい高いです。
先は長いなぁ。
さあ今日も、原稿がんばろーっと。

というわけで、今回はこのへんでー。
また明日!

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