いつか天魔の黒ウサギ〈9〉終末を嘆くカラス (富士見ファンタジア文庫)

いつか天魔の黒ウサギ〈9〉終末を嘆くカラス

itu09世界の終わり。一度しかない人生。世界崩壊まであと二十七日しかないのならば、私は恋をするべきだろうか―「好きって、言ったら、どうする?」―そう言って、私は微笑んだ。来るべき世界崩壊の日を前に、必死に打開策を探す生徒会メンバーたちは、各々が今出来ることをするために、生徒会室を後にする。“教会”との交渉役を買って出た泉は、普通の人間では、死んでしまうであろう“預言”へのアクセスを試みようとする。一方、“天魔”と再び対峙した月光は、“鴉”に与えられたシナリオを知ってしまう。絶望の声が聞こえる、学園リバース・ファンタジー。