いつか天魔の黒ウサギ〈5〉夏休みカタストロフィ (富士見ファンタジア文庫)

いつか天魔の黒ウサギ〈5〉夏休みカタストロフィ

itu05「…大兎にはいっぱい、楽しい思いをしてほしいの」「まだ彼が人間たちの中で、人間の姿で暮らせているうちに?」黒守の問いかけに、“最古の魔女”は泣きそうな顔で微笑む。赤点だらけの期末テストを乗り越え、夏休みに突入した大兎たちを待っていたのは、“軍”の管理官・黒守による強化合宿だった。海だ水着だバカンスだとはしゃぐ生徒会に、次々と試錬が襲いかかる。“軍”、“教会”、“聖地”、“天魔”、“月の外側の神”。徐々に明かされていくそれぞれの思惑に振り回されながら、大兎は“黒いウサギ”を見ることになるのだが…。“当たり前の世界”が違う貌を見せる、学園リバース・ファンタジー。